直腸型潰瘍性大腸炎と診断された日~私の新しい日常の始まり 体験談
私は潰瘍性大腸炎歴4年。23歳の頃に直腸型の潰瘍性大腸炎と診断され、これまで不安と葛藤の日々を過ごしてきました。
この記事では、私がどのような症状に悩み、どのような流れで診察・検査・診断に至ったのかを、実体験を交えてお伝えします。同じ境遇の皆さんの参考になれば幸いです。
初期症状:血便と軟便、そして不安の日々
ある日、突然便に血液が混じるようになりました。最初は、細く柔らかい便に少量の血液がついている状態が1週間ほど続き、「痔かな?」と考え、しばらく様子を見ることにしていました。
しかし、仕事の忙しさや新しい現場でのストレスもあり、体調のサインを見逃してしまい、1か月後には便器が真っ赤に染まるほどの出血に至りました。このとき、何か大きな病気が潜んでいるのではないかという不安が募り、医療機関への受診を決意しました。
何科に行けばいいの?受診の最初の一歩
「血便」「軟便」そして「倦怠感」。これらの症状が続く中、何科に行くべきかわからずネットで調べた結果「消化器内科」が適当であることを知りました。
初期症状が出始めてから約2か月後、近所の医療機関を探し、ようやく受診することにしたのです。このような症状は、何科にいけばいいのか最初は知らなかったのでネットで検索しました。
初めての消化器内科・直腸診とその不快感
病院に到着すると、受付後、血液検査と直腸診が行われました。直腸診とは、医師が肛門から指を入れて直腸の状態を確認する検査です。23歳の私にとっては、とても不快で精神的にきつい体験でした・・。もしこれから受診を考えている女性の方は、できるだけスカートを履くなど、少しでも負担を軽減できる対策をおすすめします。
検査の結果、直腸付近に出血が認められたため、その日のうちに大腸内視鏡検査へと進むことになりました。
大腸内視鏡検査
通常、大腸内視鏡検査では下剤を使用して腸内を空にしてから行いますが、今回は急を要するため最低限の下剤のみで実施されました。
初めての内視鏡検査は、鎮静剤が注入されるため痛みはほとんどありませんでしたが、終始お尻の違和感とお腹の膨満感が続き、心臓はバクバクでした。
検査自体は、1時間ほどで終わり、その後1時間ほどベットで休息をとることになりました。
診断結果・直腸型潰瘍性大腸炎との向き合い
検査後、病院に到着してから約5時間後、結果を聞くため診察室に呼ばれました。
「親御さん、今からこちらにこれますか?」との言葉が飛んできたとき、内心では「ドラマで見るあの悪い知らせが来るんじゃないか」と感じました。
残念ながら母は仕事の都合で来ることができなかったため、私一人で結果を聞くことに。
そして告げられたのは、「直腸型の潰瘍性大腸炎」という診断。
2か月もの不安な日々を経て、やっと確定診断が下され、安心感と共に新しい日常の始まりを実感しました。
お会計:予想外の出費と温かい対応
これまでの検査や診察で、全体で5時間以上の時間を費やした私。
そして、いざお会計に呼ばれるとなんと¥19000!持っていたお金がほとんどなかったため、正直なところと受付の方に事情を説明すると、
「こんなに大事になるとは思いませんでしたよね!次回の診察の時で大丈夫ですよ!」
と、温かく対応していただき、何とか支払いを済ませることができました。
この出来事は、私にとって病院の温かさと、予期せ部出費への備えの大切さを痛感させられました・・
さいごに・メッセージ
今回の体験を通して、私が初期症状から診断に至るまでの流れをお伝えしました。
もし、同じように血便や軟便などに悩んでいる方がいれば、どうか早めの受診をおすすめします。悩む時間が長ければ長いほど、不安も募ります。また、受診の時には費用の準備も忘れず・・
私の体験が、同じ境遇にある皆さんの助けとなり、少しでも安心への一歩になれば幸いです。
自分の体のサインを軽視せず、大切にしてくださいね。