潰瘍性大腸炎ってどんな病気?どんな食事?

yuimashi
こんにちは。管理栄養士・潰瘍性大腸炎歴4年のゆいです。
今回は、潰瘍性大腸炎がどんな病気なのか、炎症性腸疾患として挙げられるクローン病と何が違うのか、基本的な食事について等を解説していきたいと思います。
潰瘍性大腸炎とクローン病の違い
簡単に言うと、潰瘍性大腸炎は大腸に病変が起こる病気、クローン病は消化管に潰瘍ができる病気です。
それぞれを見ていきましょう!
炎症性腸疾患の、潰瘍性大腸炎とクローン病には上記のような違いがあります。
どんな食事を摂ればいいの?
消化管に炎症が起こるこの病気は、何をどのように食べるのかというのも、症状を抑えたり、寛解を維持するためには必要なことです。
食事のポイントは、低脂肪!適正カロリー!低刺激!です。
それぞれ見ていきましょう。
腸に負担をかける脂質の量は控えめに!
低脂肪
腸管を刺激する脂質を抑えるのが食事の基本になります。脂質は、1度に大量に摂ってしまうと腸の蠕動運動が高まって、下痢や腹痛の原因になります。
脂質は、調理に使う油や肉の脂だけではなく、乳製品や卵、肉の加工品、マヨネーズ、ドレッシング、お菓子にも含まれているので注意が必要です。
必要なエネルギーを確保!
適正カロリー
脂質を少なくしてカロリーを多く摂取するというのはとても難しいように感じますが、全体のカロリーの6割程度をごはんや、お粥、麺などの主食(炭水化物)でとるようにしましょう。
香辛料などの刺激物や不溶性食物繊維に注意!
低刺激
香辛料は腸に刺激になるためなるべく避けましょう。少量であれば大丈夫です。水に溶けにくい不溶性食物繊維は腸に与える刺激も大きいので注意が必要です。
まとめ
今回は、潰瘍性大腸炎とクローン病の違いについてと食事について解説しました。
どちらも、低脂肪・適正カロリー・低刺激の食事が基本になります。これらの病気は、個人差がとても大きい病気なので、症状に応じた食事の工夫が、腸を守りながら栄養をしっかりと摂るポイントになります!
ABOUT ME