腸って何をしているところ?消化の仕組みと腸の役割

腸って、実は体の中で1番忙しい臓器かもしれません。
私たちが毎日食べているごはんやおやつ、飲み物。
それを栄養として吸収し、不要なものをきちんと出す、まさに働き者なんです。
腸の場所と名前をざっくり知ろう
腸は大きく分けて「小腸」と「大腸」に分かれます。
・小腸:十二指腸・空腸・回腸
・大腸:盲腸・結腸・直腸
少し難しい名前ですが、「栄養を吸収するのが小腸」「便を作るのが大腸」と覚えるだけで十分です。

食べ物はどのようにして便になるのか?消化吸収について
①口で噛んだごはんは食道を通って胃に入ります。
②胃の中で混ぜられてドロドロに消化
③それが小腸に送られて、栄養が吸収される
④残った食べカスは大腸に届き、水分やビタミンを吸収
⑤腸内細菌の力で発酵されて、便として排出される
ざっくりとこのような流れで食べ物は消化吸収されます。
腸の働き・免疫・司令塔・幸せホルモンを作る
☑外からの敵をやっつける「免疫」
ウイルスや細菌など、体に入ってくる敵をやっつける免疫細胞。なんとその7割が腸に集まっています。腸は「体を守る最前線」でもあるのです。
☑第二の脳とも言われる司令塔
緊張したとき、なんだかおなかが痛くなる・・。そんな経験はありませんか?実はこれ、腸と自律神経が深くかかわっているからなのです。腸内環境が整えば、自律神経も整い、心も体も安定します。
☑腸は「幸せホルモン、セロトニンを作る」
「セロトニン」というホルモンを聞いたことがありますか?これは、心の安定ややる気に大きくかかわる大事なホルモンです。腸で9割が作られています。腸が元気だと、心も元気に。
腸が元気だと、体全体が元気になる
腸は、ただ食べ物を通すだけの道ではありません。
さらに、腸が働くことで各臓器のスイッチが入って、体の調子も整う。腸が元気でいることが、健康の第一歩になるのです。
まとめ:腸にやさしい暮らし、はじめてみよう
腸がどのような場所なのか、なんとなくわかっていただけたでしょうか?
だからこそ、腸をいたわる「腸活」はとっても大切。
ぜひ、あなたもやさしい腸活をはじめてみませんか?