おなかが弱い人のための腸活「低FODMAP食」ってなに

FODMAPとは?
FODMAPとは、発酵性との糖質の総称です。
F(発酵性の)、O(オリゴ糖)、D(二糖類)、M(単糖類)、AND、P(ポリオール)の頭文字をとってFODMAP。
どうしてFODMAPを控えるとお腹が楽になるの?
FODMAPという糖質は小腸で吸収しにくい糖質で、なかなか小腸に入っていかない性質があります。そのため、FODMAPを摂りすぎると小腸内での糖質の濃度が高まり、体の「濃いものは薄めよう」という生理作用が働いて、小腸に大量の水分が取り込まれます。それが下痢や腹痛を引き起こします。
また、FODMAPは大腸内では腸内細菌の餌となり、大量のガスを生じます。そのため、便秘やおならの原因となります。
特に、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患など、おなかに不調をかかえる人はこの影響を受けやすいのです。
そのため、FODMAP食品を控えるとおなかが楽になります。
低FODMAP食ってどんな食事?
低FODMAP食は、FODMAPという糖質が多く含まれる食材を一定期間避ける食事法です。
例えば、玉ねぎ、にんにく、小麦、牛乳、りんごなどは高FODMAP食品として挙げられます。代わりに、低FODMAP食の人参、じゃがいも、米、バナナなどを使っておなかへの負担を軽減します。
低FODMAP食の方法
基本的には3ステップ
3週間、FODMAPを減らして症状を観察します
1つずつ食品を試し、自分にあるものを見極めます。
何を食べたときに悪影響がでたのかをメモしていきましょう。
大丈夫な食材を中心とした食事を続けます。
これらのプロセスを通して、自分にとっての合う・合わないがわかってきます。
低FODMAP一覧表
まずは、どのような食品があるのかということを知りましょう。



腸と、ちゃんと向き合うことから始めよう
一般的な腸活が合わなくて悩んでいるあなたへ。「自分だけうまくいかない・・」そんな風に感じてしまうこともあるかもしれません。でも、人それぞれ腸にあった方法があります。
まずは、自分の腸を知ること。
少しずつでも「わたしにやさしい腸活」を見つけていきましょう。