潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎ってどんな病気?どんな食事?

yuimashi
読んでほしい方

・潰瘍性大腸炎について知りたい!

・潰瘍性大腸炎かもしれない・・

・身内に潰瘍性大腸炎の人がいる

こんにちは。管理栄養士・潰瘍性大腸炎歴4年のゆいです。

今回は、潰瘍性大腸炎がどんな病気なのか、炎症性腸疾患として挙げられるクローン病と何が違うのか、基本的な食事について等を解説していきたいと思います。

潰瘍性大腸炎とクローン病の違い

簡単に言うと、潰瘍性大腸炎は大腸に病変が起こる病気クローン病は消化管に潰瘍ができる病気です。

それぞれを見ていきましょう!

潰瘍性大腸炎

・大腸のみに炎症が起こる

・粘膜の浅い部分にただれ、潰瘍が生じて、肛門に近い直腸から始まり、奥の結腸へと広がり大腸全体に及ぶことがある。

・症状:粘血便、下痢、腹痛、発熱、体重減少、悪心、嘔吐、貧血

・原因不明

・再燃と寛解を繰り返す

・薬物治療、食事療法により寛解を維持する

クローン病

・小腸や大腸など消化管に潰瘍ができる病気

・症状:腹痛、下痢、発熱、体重減少、肛門病変(かなり個人差あり)

・原因不明

・薬物療法と栄養療法、食事療法で寛解を維持する

炎症性腸疾患の、潰瘍性大腸炎とクローン病には上記のような違いがあります。

どんな食事を摂ればいいの?

消化管に炎症が起こるこの病気は、何をどのように食べるのかというのも、症状を抑えたり、寛解を維持するためには必要なことです。

食事のポイントは、低脂肪!適正カロリー!低刺激!です。

それぞれ見ていきましょう。

腸に負担をかける脂質の量は控えめに!

低脂肪

腸管を刺激する脂質を抑えるのが食事の基本になります。脂質は、1度に大量に摂ってしまうと腸の蠕動運動が高まって、下痢や腹痛の原因になります。

脂質は、調理に使う油や肉の脂だけではなく、乳製品や卵、肉の加工品、マヨネーズ、ドレッシング、お菓子にも含まれているので注意が必要です。

必要なエネルギーを確保!

適正カロリー

脂質を少なくしてカロリーを多く摂取するというのはとても難しいように感じますが、全体のカロリーの6割程度をごはんや、お粥、麺などの主食(炭水化物)でとるようにしましょう。

香辛料などの刺激物や不溶性食物繊維に注意!

低刺激

香辛料は腸に刺激になるためなるべく避けましょう。少量であれば大丈夫です。水に溶けにくい不溶性食物繊維は腸に与える刺激も大きいので注意が必要です。

まとめ

今回は、潰瘍性大腸炎とクローン病の違いについてと食事について解説しました。

どちらも、低脂肪・適正カロリー・低刺激の食事が基本になります。これらの病気は、個人差がとても大きい病気なので、症状に応じた食事の工夫が、腸を守りながら栄養をしっかりと摂るポイントになります!

ABOUT ME
ゆい
ゆい
管理栄養士/2歳男の子ママ
27歳、給食の委託会社5年目管理栄養士、2歳男の子のママ、潰瘍性大腸炎もち。持病と向き合いながら、健康になるために実践してきた腸活や暮らしを発信。旅行やカメラが趣味です。
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