【レシピ】お腹に優しいモツ煮込み
今回は、お腹に優しいモツ煮込みをご紹介します。たまに食べたくなる、モツ煮込み。脂質が多く、あまりお腹に良いイメージがないかと思いますが、脂質を減らす工夫を手順に加えるだけで、腸への負担を減らすことができます!
材料(4人分)

・豚モツ 500g
・大根 300g
・人参 1本
・こんにゃく1つ
・しめじ 1/2個
・ネギ 1本
・豆腐 1/2丁
・にんにく 3片
・しょうが 10g
・ごま油少々
・綿実油 大さじ1
・水1L
・白だし 大さじ4
・味噌 大さじ4
・みりん・酒 各大さじ2
お腹の調子が悪い場合は、にんにく・しめじ・こんきゃくは抜きにするのがおすすめです。
作り方
⑴大根・にんじんはいちょう切り、しめじは2㎝幅ほどに切り、こんにゃくはスプーンを使って1口大に、長ネギはみじん切り、豆腐はさいの目に切ります。

⑵豚モツは、脂質が多いので付着している白い部分を取り除いていきます。冷蔵庫からだしてすぐの状態だと、脂質が冷たく固まっているので取り除きやすいです。全部取るのが面倒であれば、半分だけ取り除くだけでも、脂質を減らすことができるのでおすすめです。
⑶ごま油少々、キャノーラ油大さじ1をフライパンに入れ、豚モツを炒めます。

⑷大根・人参を加えてさらに炒めます。

⑸しめじ、こんにゃく、しょうが、にんにくを入れて炒めます。


⑹ある程度炒めたら、水1Lを加え、白だし大さじ4、味噌大さじ4、酒・みりん各大さじ2、豆腐を入れていきます。

⑺中火で約40分ほどじっくり煮込みます。
煮込んでいる間に、気になればアクを取り除いてください。

⑻最後にネギを加え、さらに3分ほど煮込めば完成です。

お腹にやさしい工夫
☑具材を小さく切る。
不溶性食物繊維のきのこやこんにゃくは、腸への刺激が強くなります。ですが、細かくすることで消化吸収を促進することができます。また、下痢や腹痛などが生じている場合は、今回の具材から抜いて作ることをおすすめします。
☑豚モツの脂肪分を取り除く
豚モツは、たんぱく質やビタミンB1が豊富に含まれている一方で、脂質が多い食材です。脂質を少しでも取り除くことにより、腸への負担を軽減することができます。
臭みなどが気になる方は、お湯で下茹でをしてから使用することをおすすめしますが、スーパーで売っている豚モツは、臭みがないものが多いので、下処理しなくても大丈夫かと思います。
☑ごま油とキャノーラ油の2種類を使用。
ごま油に含まれるリノール酸(オメガ6系脂肪酸)は、少量ならば抗炎症作用がありますが、摂りすぎると炎症を助長する可能性があると言われています。
キャノーラ油は、比較的あっさりとした味で、抗炎症作用がより強いオメガ3系脂肪酸を含むことや、腸内環境を整える働きがあると言われています。
このように、ごま油の風味の良さを生かしつつ、キャノーラ油で健康面を考えた組み合わせが良いです。
☑にんにくを細かく、かつ、油で炒めて刺激を少なくする。
もつ煮には欠かせないにんにくですが、腸への負担も大きい食材ではあります。にんにくに含まれる「フルクタン」は、腸でガスを発生させやすいものです。ですが、油と一緒に炒めて加熱することにより、刺激を少なくすることが可能です。しかし、腹痛や下痢がある方は、にんにくは入れずに作ることをおすすめします。
さいごに
たまに食べたくなるモツ煮込み。炎症がでている時にも、お腹に優しい工夫でおいしく食べられないかな、と思い考えたレシピです。ぜひ、参考にしてみてください。